公募研究

公募研究募集(平成30年度)

公式の募集要項は以下の通りです。


 領域名  光合成分子機構の学理解明と時空間制御による革新的光ー物質変換系の創製
 領域略称名  革新的光物質変換
 領域番号  4906
 設定期間  平成29 年度~平成33 年度
 領域代表者  沈 建仁
 所属機関  岡山大学
 募集要領  文部科学省の公式公募要領のページへ
 詳 細   地球上ほぼすべての生物の生存に必要なエネルギーと酸素は植物や各種藻類が行う光合成に依存している。本領域では、植物などが行う天然光合成の作動原理を原子レベルで解明し、その原理を利用して、太陽光エネルギーの高効率変換・有用物質生産を目指した人工光合成システムの開発を行う。そのためには、生物学、生物物理学、分子生物学、化学(無機、有機、合成、錯体、理論など)、先端光物理学、及び工学分野の研究者を結集し、実験と理論研究を融合させ、天然光合成における可視光を利用した水分解、光エネルギーの高効率捕集・伝達システムにかかわっている各タンパク質複合体や因子の詳細な構造や機能を解明し、それらの応用によって高効率な光エネルギー捕集、水分解、水素生成や二酸化炭素還元のための人工光合成装置を開発する。天然と人工光合成系に共通する原理・機構の解明や両者をつなげるための道具として、最先端の計測・理論的手法を導入し、異分野融合研究を強力に推進する。これらの研究によって、クリーンで再生可能なエネルギー源の創出を目指し、社会が直面するエネルギー問題、環境問題の解決に貢献する。
 上記の目標を実現するため、以下の3つの計画研究班を設置し、研究を重点的に推進するとともに、これらの分野に関連する研究を公募する。公募研究では、若手研究者らによる独創的・挑戦的な提案を歓迎するとともに、複数の分野にまたがる異分野融合を意識した提案を重視する。

(研究項目)
A 天然光合成系の原理解明
B 先端理論・計測による天然・人工光合成系の共通機構の解明
c 人工光合成系の開発

  • 公募研究の採択目安件数は、単年度当たり(1年間)の応募額300万円を上限とする研究を14件、200万円を上限とする研究を14件程度予定している。
  • 本年度募集の公募研究は、平成30~31年度の二年間が研究期間です。
    なお、研究内容の詳細については、領域ホームページを参照すること。


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